インナーチャイルドカード 12 ジャックと豆の木 Jack and the beanstal
カードの意味
新たな気づきが無尽蔵の宝を生む
新しい観点の獲得、試練、忍耐力、霊的な成長
貧しいジャックはお母さんに言われて牛を市場へ売りに行きますが、途中で
会った男に魔法の豆と交換してやると言われ、大事な牛と豆を交換してしまいます。
家に帰ってお母さんにそのことを話すと怒ったお母さんは豆を庭に投げ捨てます。
すると次の日、豆は大きな木に成長していて、ジャックは豆の木を登って、雲の上へ行きます。そこには巨人の城があり、ジャックは巨人が寝た隙に、金貨の入った袋、金の卵を生む鶏を盗みます。最後に金のハープを盗もうとしたところ、巨人に見つかってしまい、急いで地上に降りたジャックは斧で豆の木を切り倒し、巨人は地面に落ちて死んでしまいました。
その後、ジャックはお母さんと幸せに暮らしました。
人の物を盗んで、その上殺してしまうとは、ひどいお話ですが、、(^-^;)
豆は賢さ、識別・判断力、知識を表します。
昔は教育よりも労働に価値が置かれてましたから、子どもは学校へ行くよりも働かされていたんですね。
でも、賢さ、識別・判断力、知識を得ることで、新しい観点を得ることができます。
巨人が象徴するのは、権威的で支配的な父親とも言えますし、社会を牛耳る権力者とも言えます。権力者は貧しいものから搾取し、世界の富は権力者に集中しています。
親の支配から自由になり、自分本来の価値観を手に入れ、成長し、心が豊かになった、と解釈することもできますし、
無知な状態から真実を知り、世の中を騙して搾取していた権力者のシステムを崩壊させ、豊かさと自由を手に入れた、と解釈することもできますね。
現在の資本主義は人間牧場とも言われています。ごく一部の富裕層が富を独占しています。視点を変えてみましょう。物質主義や拝金主義が引き起こした自然破壊や環境破壊、人心の荒廃、、本当の宝とは、本当の豊かさとは、、なんでしょう。
インナーチャイルドとは
幼少期の記憶で、誰の心の中にもあります。
子どもの頃、親との関係で傷つき、自分を守るために作ってしまった思い込み。
「自分は甘えてはならない」
「頑張らなければ、自分は愛される価値がない」
「努力しなければ、自分は見捨てられる」
などなど、、
そのような思い込みを解放してあげることで
子ども本来の自由で好奇心にあふれ、創造的で自発的な活動ができるようになります。
インナーチャイルドカードとは
1993年タロットに造詣の深い米国のイーシャ・ラーナーとマーク・ラーナーによって、
「幼い娘たちが安心して楽しめるタロットを」
というコンセプトでつくられました。
従来のタロットカードのような怖い絵や否定的なメッセージはありません。
おとぎ話がカードの絵柄に使われており、ユング心理学の元型がベースになっています。
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