インナーチャイルドカード 7 ピーターパン Peter Pan

カードの意味

勝利、達成、勇気、難題に立ち向かうこと、本能や感情のコントロール、力強さ、行動

理想と現実のバランス


ピーターパンのお話は、ご存知ですね?

思春期を迎えたウェンディは、両親から大人になるように言われますが、まだ子どもでいたい、現実よりも空想のおとぎ話の中で生きていたいと思います。そんなとき、ピーターパンが現れ、永遠に子どもでいられる場所、ネバーランドへ連れていってくれます。

ネバーランドは潜在意識の中にある、子どもの頃の記憶ですね。

フック船長はシャドウ(抑圧された暴力性)もありますが、子どもの自由の邪魔をする権威的な父親、とも解釈できます。フック船長を追い回すワニがいますが、あのワニは死のグレートマザーです。父親もまた、自分の母親に腕を呑み込まれ、つきまとわれて傷ついていたのです。

ネバーランドには親に捨てられたロストチャイルド(迷子)がたくさんいます。彼らは傷ついたインナーチャイルドですね。

ピーターパンは傷つく前の本来のチャイルドの姿、ワンダーチャイルドです。自由で明るく元気で、好奇心があって冒険が好きで親切です。フック船長(毒親)とも勇敢に戦います。

ウェンディはフック船長(毒親)につかまって処刑される寸前で、ピーターパンに助けられます。その鍵となるのは、妖精のティンカーベルでした。ティンカーベルはウェンディに嫉妬しながらも、最終的にはウェンディを助けます。

ティンカーベルが象徴するのは「信じる心」。自分を信じる心があれば、傷ついたインナーチャイルドを癒し、本来の姿、ワンダーチャイルドに戻ることができ、大人の自分と統合することができ、現実世界に戻って、自立した大人へと成長できるのです。


インナーチャイルドとは

幼少期の記憶で、誰の心の中にもあります。

子どもの頃、親との関係で傷つき、自分を守るために作ってしまった思い込み。

「自分は甘えてはならない」

「頑張らなければ、自分は愛される価値がない」

「努力しなければ、自分は見捨てられる」

などなど、、

そのような思い込みを解放してあげることで

子ども本来の自由で好奇心にあふれ、創造的で自発的な活動ができるようになります。


インナーチャイルドカードとは

1993年タロットに造詣の深い米国のイーシャ・ラーナーとマーク・ラーナーによって、

「幼い娘たちが安心して楽しめるタロットを」

というコンセプトでつくられました。

従来のタロットカードのような怖い絵や否定的なメッセージはありません。

おとぎ話がカードの絵柄に使われており、ユング心理学の元型がベースになっています。


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