インナーチャイルドカード 6 ヘンゼルとグレーテル Hansel and Gretel
カードの意味
感性(女性性)と理性(男性性)のバランスをとる
ヘンゼルとグレーテルの兄妹は貧しい家に生まれ、食べるものが無くなり、両親に森に捨てられます。森の中で迷ってしまった二人は小鳥に導かれて、お菓子の家を見つけます。二人はお腹がすいていたので、お菓子の家を喜んで食べますが、そこに住んでいた魔女に捕まってしまいます。魔女はヘンゼルを檻に入れ、太らせて食べようとします。グレーテルは召使いのように魔女にこき使われます。ですが、賢いグレーテルは目の悪い魔女をスキを伺って、魔女をかまどの中へ閉じ込めて焼き殺し、魔女の家にあった宝石を盗んでグレーテルと家に帰ります。両親は子どもたちを捨てたことを悔い改め、家族でまた仲良く暮らします。
、、、有名なグリム童話ですけど、、残酷ですよね〜(^-^;)
機能不全家族では、子どもは毒親の犠牲になります。そして無意識の中にその傷を押し込めて成長しますが、大人になってもその傷は無意識から顕在意識へと影響を与え続けます。
ヘンゼルは男性性の象徴で、理性や論理性を表します。森(無意識)で迷わないように小石を落として一度は家に帰れますが、2回目は失敗します。無意識の中では、理性はあまり役に立たないんですね。。
グレーテルは女性性の象徴で、感性や芸術性を表します。
お菓子の家は、親の歪んだ条件付きの愛情です。子どもは空腹のあまり、生きていくためにそれを受け入れます。
魔女は死のグレートマザーで、毒親の象徴です。息子を大事に囲って贔屓し、飲み込もうとします。娘は召使いのようにこき使います。息子は母に逆らえません。でも、娘は死のグレートマザーを浄化し、負の連鎖を断ち切り、宝(自分軸)を手に入れることができました。そして無意識の迷いの森から脱出することができたのです。
潜在意識の中では理性は無力です。そこで力を発揮するのは、感性、感覚、直感です。傷ついたインナーチャイルドを癒すには、感性、感覚、直感を素直に感じ、解放することです。そうすることで毒親の呪縛から解放されることができます。
そして、自分軸ができると、顕在意識でも、理性と感覚のバランスをとって、自由に楽に生きられるようになります。
インナーチャイルドとは
幼少期の記憶で、誰の心の中にもあります。
子どもの頃、親との関係で傷つき、自分を守るために作ってしまった思い込み。
「自分は甘えてはならない」
「頑張らなければ、自分は愛される価値がない」
「努力しなければ、自分は見捨てられる」
などなど、、
そのような思い込みを解放してあげることで
子ども本来の自由で好奇心にあふれ、創造的で自発的な活動ができるようになります。
インナーチャイルドカードとは
1993年タロットに造詣の深い米国のイーシャ・ラーナーとマーク・ラーナーによって、
「幼い娘たちが安心して楽しめるタロットを」
というコンセプトでつくられました。
従来のタロットカードのような怖い絵や否定的なメッセージはありません。
おとぎ話がカードの絵柄に使われており、ユング心理学の元型がベースになっています。
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